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頻回な転倒が無くなり、外出機会増加へつながった症例

houriha9

80代女性。一人暮らし。自宅内で月に7~8回転倒が続いていた。かかりつけ医より頻回な転倒に対して訪問リハビリテーション提案あり、週一回の利用開始となる。

基本的な下肢筋力は十分あり。歩行自体も平地であれば概ね安定。バランスを崩した直後の転倒を防ぐための反応に遅延があり、姿勢修正が間に合わない印象

運動は意欲的。転倒を減らして、安心して外出したいというはっきりした目標がある。

転倒回数軽減、外出頻度増加、外出時の交通手段選択肢拡大

スピードを意識した下肢の運動、バランスを崩した直後の姿勢修正に焦点を当てた運動、自主トレーニング指導

訪問時の運動実施と自主トレーニングを欠かさず行った結果、訪問開始1カ月で自宅内転倒は0回へ減少。以降訪問終了までの半年間その状態が継続した。加えて、外出時の活動範囲の増加へつながった。提案した自主トレーニングは生活の一部として定着。今後も継続していける見込み。


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