90代女性。一軒家で一人暮らしだが、遠方から娘さんが泊まり込みで介護をしていた。
訪問リハビリ開始半年ほど前から足、腰の痛みが強くなってきておりソファで座って過ごす時間が増えてきていた。ソファからの立ち上がりもできずオムツを利用していた。
両膝の変形、足のむくみの悪化でベッドを利用できなくなり、ソファに腰かけて一日中過ごしており介助がないと移動できない状態であった。オムツを利用しており遠方からご家族が止まりこみで介護をしていた。ベッドを利用しようとすると膝と腰の痛みで仰向けで寝ることが出来なかった。
娘さんが泊まり込みで介護をしており介護力があった。リハビリへの強い意欲があった。
一人でベッドへ寝ることができる、起き上がる事が出来る。一人でポータブルトイレを利用することができる。
訪問リハビリへの紹介があり介入開始。介護保険で利用できるベッドレンタルを手配。ベッドのギャッジアップ機能と姿勢を整えるためのクッションを用意。位置調整しながら一人で出来るポイントを見つけた。ベッドを利用できるようになると足のむくみはみるみると改善。痛みも改善。ポータブルトイレをベッドのとなりに設置して一人で利用できるようになった。その後、「家のトイレも利用したい」とご意向が聞かれ、前腕指示型歩行器を手配。歩行練習、トイレ動作練習を繰り返して一人で実施できるようになった。
ベッドの利用、自宅のトイレも利用できるようになり、必要な介護が大幅に軽減。遠方から介護に来ている娘さんもご自宅に戻られて、近隣の親族、介護保険サービスの利用で、生活が自立していった。
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