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在宅酸素療法行いつつ、セルフケアの自立と余暇活動再開が達成された症例

houriha9

80代男性、要介護4、家族と2人暮らし

疾患名:肺炎後の廃用症候群

既往:気腫合併肺線維症、前立せん肥大症、腰椎圧迫骨折、骨粗鬆症

肺炎にて入院。早期退院の希望あり1カ月で自宅退院。廃用の進行があり、自宅内で2回転倒。ADL能力改善目的に週1回で訪問リハビリテーション開始。1年後に圧迫骨折受傷され、入院加療。退院後は訪問頻度を週2回へ増やして訪問。

室内歩行器歩行見守り、シャワー用自立、浴槽入浴介助、外出は通院のみ、在宅酸素1.5Lで10m歩行するとSpO288%まで低下。

回復に向けた意欲あり、自主トレーニングがしっかり行る、認知機能が保たれている、ご家族の支援が得られる

①室内を歩行器無しで移動し、排泄・入浴など身の回りの事が1人で行なえる

②一人で近隣を散歩し、車を運転して外出できる

③趣味である庭作業や釣りが再開できる

④家族と旅行が出来る

ADL練習(入浴)、APDL練習(庭作業、釣り動作)、運動療法、自主トレーニング指導、環境調整

・室内移動や排泄、入浴動作に必要な環境調整を行い、早期に生活動作は獲得

・運動療法、自主トレーニングを行い、筋力や体力が改善し、毎日散歩(5,000歩/日)をするようになった

・活動量が増え、庭作業を行なえたが、鍬操作時に腰椎圧迫骨折を受傷し入院加療。訪問リハビリテーション再開後は骨折部に負担をかけないための動作指導を行いつつ、運動療法、自主トレーニング指導を継続し、骨折前と同等の身体状況まで回復。

・ご家族支援で公共交通機関を利用しての1泊旅行ができた。

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